2013.09.09 | その他

明日から平成25年度第三回定例会

 今月の10日(火)より平成25年度第三回定例会が始まります。林市長が再任されて初めての議会となります。市長が再任された8月の選挙は、横浜市会議員の約7割の議員の支援を受け、有力な対抗馬もない中、得票率は8割を超えました。一方で、市政史上類を見ない3割を切る投票率でありました。私の所属する会派のことを言えば、今回の市長選挙で特定の候補者を応援することは致しませんでした。

 この選挙結果をどう見るか。それぞれの立場で異なると思いますが、私自身は、会派として市民に選択肢を提示できなかった力不足を実感しています。この点を十分に省みなければいけないと思うとともに、選挙の構図から言えば、大勢が市長与党である議会で、我々のような真の意味で是々非々の会派や議員が、今後どういうスタンスで市長側に向き合い、その役割を果たしていくかが問われていると考えています。

 議員・議会にはいくつか期待される役目があります。身近なところで言えば、選出区での意見収集、集約、調整機能など。最近で言えば政策課題を的確に捉え、その最適化に向けて、条例化していくことも大きな役割だと思います。例示したこと以外にもいくつか果たすべきことはありますが、何より果たすべきこと、やるべきことは行政のチェック機能だと思います。常に緊張感をもって行政と向き合い、予算の執行や行政の運営に不適切な点、不適法な点はないか市民を代表し監視し、あれば速やかに改善を求める。このことが一番大切だと思います。これを欠けば、財政の放漫化や行政に対する信頼欠如を引き起こします。一般論で言えば、日本全国津々浦々、まあまあなあなあで行政と接し、ほとんどの議会がこの役割を果たしてこなかったことが、今の地方財政の逼迫を招いた原因の一つであり、議会不要論が叫ばれる要因だと考えます。

 明日から始まる議会。現市長が、市民の投票の結果、再選を果たされたことは間違いないことです。そのことはしっかり認識しつつ、“チェック機能を果たす”、このことだけは欠くことのないようにする。この心構えで臨んでいこうと思います。

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