2020.06.22 | コラム

カジノより新型感染症対策を!

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続いています。一方、日本国内では、緊急事態宣言の発出と国民・事業者の自粛要請への協力などで、一時よりは市中感染の勢いは鈍ったように見えますが、まだまだ予断を許しません。
本市では、これまでに541人(都筑区は、16人/5月29日時点)の感染が判明しております。今後も新規感染者の発生は続くと思われますが、できる限りその数を減らしゼロにしていく取り組みが大事です。また一方で、次の感染拡大の波に備えて検査や医療体制の確保・拡充は必須です。

感染防止行動の継続を
新規感染者発生を抑えていくには、マスク・手洗いの励行、密を避けるなどして飛沫や接触による感染リスクを下げる必要があります。皆さまには、是非なお一層の各種感染防止行動の実行と継続をお願いします。
検査や医療体制の充実あるいは、行政として取るべき感染拡大防止策の実施については、皆さまのご意見を承りながらやるべきことが素早くかつ着実に実行されるよう、これまで以上に当局に求めていきます。

市民の健康と命そして生活を守るを第一に
これまで私の市政レポートなどでご報告してきた通り、市長はカジノ型IR導入に前のめりであり、新型感染症の世界での流行収束が見えない今でも、インバウンド(訪日外国人観光客)頼みの市政運営を続けようとしています。
しかし市が今、最重点で取り組むべきは、少しでも新規感染者発生が抑制される施策を講じることであり、次の波に備えることです。収束も見通せない中で、現実を忘れたかのように、カジノ型IR導入事業を予定通り進めることでは決してありません。
あわせてとても大切なのは、この感染症の突然の出現によって脅かされ、傷ついている市民や事業者の活動を再建し守っていくことです。
そのためには、これまでとは違う事態という認識の下、令和2年度の予算の中で不要不急なものは停止してでも、事業費や人員を捻出して、市としてやるべき手立てを講じていくことです。

支え合いで打ち克つ
市民一人一人が自助努力を行うとともに、他者への配慮を忘れず支え合う。そして行政が、的確な判断で予算を確保し、素早く適切な施策を講じていけば、この危機は必ず脱することができます。お困りの市民や事業者があれば、真摯に受け止め行政につなぐべき声は、つないでまいります。感染症のような見えざる敵は、皆の力を合わせていくことが大切です。市民の皆さまの声をしっかり受け止めながら、議員として取り組んでいきます。

私たちの未来を私たちの力で切り拓いていきましょう!

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